
生活水準の向上や高度情報化社会の進展でますます高まる電気の役割。日本の年間発電電力量は、1995年の8,557億kwhから2005年には9,889億kwh(※)と、年々伸びています。世界的にも、途上国を中心とした人口の増加と経済発展により、世界のエネルギー消費量は今後ますます増加すると見込まれています。電力のエネルギー源をどう確保するかという問題に対して、日本のみならず世界的にその取り組みが活発化しています。中でも全エネルギーの約82%(原子力を除くと96%※)を輸入に頼っている日本にとっては大きな課題です。化石燃料に頼りすぎないエネルギーの安定供給や地球温暖化の原因となる二酸化炭素の排出抑制が求められています。このため、新しくクリーンなエネルギーとして太陽エネルギー、地熱エネルギー、風力エネルギー、廃棄物利用エネルギーなどの研究開発が進められています。
青森県には国家石油備蓄基地、風力発電の施設、原子力発電所、原子燃料サイクル施設などがあり、エネルギー学習の適地と言えます。
※出典:電気事業連合会、「原子力・エネルギー」図面集2007年版
石油、石炭、天然ガスという化石燃料には資源的な限りがあり、かつ二酸化炭素を排出することから、大量の電力をまかなえる原子力発電が今後ますます注目されます。原子力発電の燃料となるウランも有限であるので、その有効利用を図るため使用済燃料を再処理して利用可能な燃料を取り出します。その際にわずかな放射性物質が環境に排出されるので、環境中に存在する天然の放射性物質を含めて、それらを調べること、微量の放射線の人への影響を明らかにすることは、原子力の利用を進めていく上で重要です。再処理工場のある六ヶ所村には環境科学技術研究所があり、そのために必要な調査研究が進められています。



|
|
|
|
|

