あおもり教育旅行ガイド2008
  • テーマ5 自然の保護と再生を考える
  • 体験プラン

テーマ5 自然の保護と再生を考える きれいな海や湖を守り続けるために必要なことって何だろう

学習のねらい・学習効果

  • ◎自然観察のための知識を得て、自然の恵みを楽しみ、自然環境への関心を高める。
  • ◎動植物の生態や自然を守るための取組み、漁業資源を保護・管理するための対策などについての知識と理解を深める。
  • ◎環境を守るためのマナーとモラルについて学び、自然との関わり方について考える。
  • ◎自然環境を守るための態度を育成する。
東北町・八戸市

テーマの解説

種差海岸、大須賀浜の鳴砂で海洋環境を学ぶ

太平洋を望む青森県の南東部に位置し、全国屈指の水産都市、北東北随一の工業都市として知られる八戸市。約880haの敷地に広がる種差海岸は、下北半島から続く砂浜の海岸線と、三陸のリアス式海岸が交錯する位置にあり、荒々しい岩や広い砂浜、天然の芝原がある風光明媚な景勝地です。この海岸の大須賀浜は、鳴砂の浜として知られ、日本の渚百選に選ばれています。また、ウミネコの繁殖地として国の天然記念物に指定されている蕪島(かぶしま)があり、3月から7月までの間、4万羽ものウミネコが飛び交い、間近でその生態を観察することができます。豊かな自然環境が市街地に隣接した場所にあるということは、市民や地元企業の方々が、貴重な財産を後世に残したいという熱意の表れと言えます。種差海岸では、毎年多くのボランティアによる海岸の清掃活動が行われ、平成18年の高潮被害により無数のゴミが海岸に打ち上げられた際は、延べ1千人を超えるボランティアが清掃活動を行いました。このような活動の成果の一つとして、19年には自然海岸の保全と活用策などを話し合う「第12回全国鳴砂サミット」が八戸市で開催されています。

種差海岸一帯では、美しい自然を見るだけでなく、自然保護の大切さと難しさを学ぶことができます。

動植物の宝庫、小川原湖資源保護へのさまざまな努力

青森県の太平洋側の中央部には、遠く縄文時代に太平洋の入り江だったという県内最大の湖・小川原湖があります。別名「宝沼」と呼ばれるこの湖は、海水と淡水が混じった汽水湖で、38種の魚類や150種もの野鳥が生息飛来するなど、貴重な動植物の宝庫となっていて、国から重要湿地の指定を受けています。内水面の漁場としても優れ、中でもシラウオとワカサギは全国一位、シジミ貝は全国三位の漁獲量を誇っています。地元の小川原湖漁協では資源保護のため、動力操業の禁止、漁具の規制、シジミの稚貝放流などの種苗活動等、さまざまな対策を行っています。また、現存量の調査をもとに年間漁獲量を定めたり、資源管理を目的にシラウオの調査を実施するなど、「宝沼」を守りながら安全・安心な魚貝類の安定供給に努めています。

蕪島の写真
蕪島
小川原湖の写真
小川原湖
玉代・勝世姫像の写真
小川原湖畔に建つ玉代・勝世姫像

主な体験内容

東北町立小川原湖公園

小川原湖地引き網体験(3時間)

小川原湖の幸(鯉、鮒、うぐい、うなぎなど)を地引きした後、自分達で引いた魚をバーベキューハウスで調理します。

  • 受入期間/4月〜10月中旬
  • 体験可能時間/10:00〜14:00
  • 体験人数/50〜300人
  • 料金/地引き網1回100,000円、調理代は別途(要相談)

八戸市観光課

種差海岸散策・鳴砂体験(約2時間)

種差海岸を散策しながら、蕪島でのウミネコ観察や、葦毛崎展望台からの眺めを楽しみます。大須賀浜では鳴砂を体験できます。

  • 受入期間/大須賀浜・葦毛崎展望台:4月〜10月頃、蕪島:4月〜7月
  • 体験可能時間/8:00〜17:00
  • 体験人数/100人程度まで(10人程度に1人のガイドがつきご案内します)
  • 料金/要相談 ※目的に応じてガイドを選定し、コース作りに対応しますので、事前にご相談下さい。

はちのへ小さな浜の会

事務局長 中里 栄久寿

「はちのへ小さな浜の会」は、種差海岸の自然環境と景観の保全を目的に、海の好きな人が集まって結成された会です。海岸の清掃活動や潮風ハイキングなどを通じて、素晴しい自然を伝え残していきたい、という人が増えていくことを期待して活動を続けています。
楽しみながら種差海岸の自然に触れることによって、自然景観の保全について考えるきっかけになればと思います。

現地でお待ちしています