テーマ3 遺跡から古代の歴史を探る
古代の人々が残した、暮らしの「跡」を見つけにいこう
青森から明らかになる縄文時代の全体像
今から約13,000年前から2,300年前まで、約10,000年もの間続いた縄文時代。土器や弓矢が発明され、狩猟生活が営まれていました。やがて人々は定住するようになり、竪穴住居が作られ、集落ができました。
縄文時代を代表する三内丸山遺跡は、今から約5,500年前〜4,000年前、縄文前・中期の大集落跡。その存在は江戸時代より知られており、平成4年からの大規模な発掘で、住居跡や盛土などの遺構や、土器や骨角器など膨大な量の出土品が発見されました。近年の研究の結果、栽培植物の利用が明らかになるなど、縄文時代の定説を覆す発見が相次ぎ、国特別史跡に指定されています。公開されている遺跡内では集落全体の様子や、自然環境などの縄文のむらのたたずまいが再現されています。
弥生時代の定説を変えた水田跡
縄文時代に続き、前方後円墳が出現する3世紀後半まで、約600年に渡って続いた弥生時代。この時代には稲作が始まり、本格的に農耕が行われ、食料生産を基盤とする社会が始まりました。田舎館村にある国史跡垂柳遺跡は、今から2,000年前の弥生時代中期の遺跡で、多くの弥生式土器が出土していました。昭和56年には水田跡が発見され、これにより東北北部の弥生時代の存在が明らかになり、「東北地方北部に弥生時代はなかった」というそれまでの説を覆す発見となりました。
他にも弘前市の砂沢遺跡では、昭和62年に弥生時代前期の水田跡を発見。北方に位置する水田跡として注目されました。外ヶ浜町にある宇鉄遺跡からは弥生時代中期の土坑が発見され、当時の墓制が明らかになりました。
三内丸山遺跡。集落を象徴する建物として想定復元された、大型掘立柱建物
大型竪穴住居跡
長さ32m、幅9.8m 、遺跡最大の規模の大型竪穴住居跡(三内丸山遺跡)
弥生時代の水田跡
(田舎館村埋蔵文化財センター)
学習のねらい・教育効果
- 授業で習った古代の歴史の遺物を直に確認し、歴史への関心を深める。
- 自然とともに生きた古代の人々の知恵と自然に対する尊敬の気持ちを学ぶ。
- 縄文から弥生にかけての古代の歴史と文化、生活の知恵と技術を学ぶ。
体験内容
三内丸山遺跡 縄文の丘 三内まほろばパーク縄文時遊館
◎ボランティアガイド(40〜60分)
三内丸山遺跡内を三内丸山応援隊のボランティアガイドが案内します。
- 受入期間/通年
- 受付時間/9:00〜16:00(11月〜3月は〜15:30)
- 最大体験人数/300人
- 料金/無料
※時間については調整可能です。※展示室の見学はガイドなしとなります。
◎再生琥珀(こはく)のペンダント作り(60分)
再生琥珀を紙やすりや研磨剤でみがいて、ペンダントを作ります。
- 受入期間/通年
- 受付時間/9:30〜11:00 13:00〜14:30
- 最大体験人数/100人
- 料金/1,050円
◎組みひもと火おこし(60分)
5本のひもで縄文の組みひもを作ります。火おこし板を作って火をおこします。
- 受入期間/通年
- 受付時間/9:30〜11:00 13:00〜14:30
- 最大体験人数/100人
- 料金/210円
◎板状土偶作り(120分)
土からできた粘土で、土偶を作ります。
- 受入期間/通年
- 受付時間/9:30〜10:00 13:00〜13:30
- 最大体験人数/100人
- 料金/530円
◎ミニ土偶作り(50分)
レンガ色の紙粘土で、ミニ土偶を作ります。
- 受入期間/通年
- 受付時間/9:30〜11:00 13:00〜14:30
- 最大体験人数/100人
- 料金/320円
◎編布(あんぎん)作り(120分)
専用の道具を使い“編布”という方法で敷布を作ります。
- 受入期間/通年
- 受付時間/9:30〜10:00 13:00〜13:30
- 最大体験人数/30人
- 料金/530円
◎縄文ポシェット作り(120分)
紙バンドで、縄文ポシェットを作ります。
- 受入期間/通年
- 受付時間/9:30〜10:00 13:00〜13:30
- 最大体験人数/50人
- 料金/320円
◎勾玉(まがたま)作り(60分)
滑玉(かっせき)を紙やすりで削って、勾玉を作ります。
- 受入期間/通年
- 受付時間/9:30〜11:00 13:00〜14:30
- 最大体験人数/100人
- 料金/320円
※VTR又はDVDの貸出しや体験内容についてはご相談に応じます。
田舎館村埋蔵文化財センター
◎施設見学(60分)
遺構露出展示室(垂柳遺跡で発見された弥生時代と同年代の田圃、高樋(3)遺跡 の田圃を直に歩けます)や垂柳遺跡発掘調査で発掘された遺物(関係資料)等を見 学します。
- 受入期間/通年
- 体験可能時間/10:00〜16:30
- 最小体験人数/15人
- 最大体験人数/100人
- 料金/中・高校生200(団体100)円
※団体は20人以上
MODEL COURSE
考古学史を書き換えた2つの遺跡を実際に見学することで、古代の人々の知恵と自然に対する尊敬の気持ちを学び、授業で学んだ古代の文化を体感することができます。
現地からのメッセージ
三内丸山遺跡 縄文時遊館
三内丸山遺跡は国の特別史跡に指定された、縄文時代の大規模な集落跡です。
復元された大型の建物や竪穴住居、お墓、大量の遺物が発見された盛土や谷は、皆さんの想像力を刺激することでしょう。修学旅行などで訪れる多くの生徒の皆さんを、毎年ボランティアガイドがご案内しています。是非ご利用ください。また、縄文時遊館の体験工房では、発掘された遺物をもとにした様々な体験メニューを用意しています。手作りの記念品は大切な思い出と共に皆さんの心に残ることでしょう。
三内丸山応援隊
事務局長
平山 晋
縄文時代前期から中期の円筒土器
三内丸山遺跡ボランティアガイド
三内丸山遺跡展示室黒曜石やヒスイなど特徴的な遺物が多数展示されています。
津田舎館村埋蔵文化財センター施設内は水田跡の遺構露出展示室と遺物展示室に分かれ、博物館も併設されています。
その他の関連施設
つがる市縄文館内にある木造亀ケ岡考古資料室
◆木造亀ケ岡考古資料室 (つがる市縄文館内)
国の重要文化財である遮光器土偶が出土したことで知られる亀ケ岡遺跡。つがる市にある縄文時代後期から晩期、終末期にかけての遺跡です。特に晩期の出土品は、美しい塗飾と彫刻風の多様な文様が施されており、縄文人の卓越した芸術感覚が表れています。遺跡近くにある木造亀ケ岡考古資料室では、皿形、壷形の土器など、多数の出土品が展示されています。
お問い合わせ・アクセス
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縄文の丘 三内まほろばパーク縄文時遊館
TEL.017-766-8282
- 住所/〒038-0031 青森市大字三内字丸山305
- URL/http://www.pref.aomori.lg.jp/jomonjiyukan/
- アクセス/アクセス/JR「青森駅」より車で約20分、青森I.Cより車で約5分、市営バス「青森駅前」2番バス停より「三内丸山遺跡前」下車徒歩約3分
- 開館時間/9:00〜19:00(11月〜3月〜17:00)
※入場は終了時間の30分前まで - 入館料/無料
※開館時間は変更となる場合があります。
詳細はお問い合わせください。 -
田舎館村埋蔵文化財センター
TEL.0172-43-8555
- 住所/〒038-1111 田舎館村大字高樋字大曲63
- URL/http://www.vill.inakadate.aomori.jp/maizou/
- アクセス/弘南鉄道「田舎館駅」より徒歩約10分
- 開館時間/10:00〜17:00(入館は16:30まで)
- 入館料/中・高校生200(団体100)円
※団体は20人以上
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木造亀ケ岡考古資料室(つがる市縄文館内)
TEL.0173-45-3450
- 住所/〒038-3283 つがる市木造館岡屏風山195
- アクセス/木造町バス停より「十三線」で館岡下車 徒歩約15分