あおもり教育旅行ガイド2008
  • テーマ2 津軽の伝統芸能:津軽三味線を学ぶ
  • 体験プラン

テーマ2 津軽の伝統芸能:津軽三味線を学ぶ 伝統の音色に秘められた北国・津軽の魂を探る

学習のねらい・学習効果

  • ◎津軽の風土が育んだ伝統芸能の魅力を感じる。
  • ◎和楽器としての津軽三味線に関する知識を得る。
  • ◎津軽の伝統的な楽器に触れ、実際の演奏を間近に聴くことで、青森の伝統芸能への関心を高める。
  • ◎本場の演奏を聴き、実際に音出しするという体験を通じて、音楽を愛する心情を育てる。
  • ◎伝統的な音楽文化を理解し、尊重する態度を育成する。
五所川原市・青森市・弘前市・黒石市・十和田市

テーマの解説

厳しい風土に育まれた独特の音色

津軽三味線は、明治時代初期、津軽地方一帯を門付けして歩いた「坊さま三味線」がルーツとされ、明治の末頃、弘前市の三味線師・斎藤尚晴が大阪で修業中、浄瑠璃の太棹三味線の影響を受けて改良したものと言われています。独特な音色を奏でる津軽三味線は、様々な奏法が開発されました。大正時代に入ると民謡興業の人気が高まり、三味線芸人たちの競争心を高め、一層多様な奏法が生み出されていきました。

たたきつけるような迫力のある奏法が生まれた背景は、吹雪の中の門付けでもよく聞こえるようにするため、あるいはマイクのない時代、観客を満足させるためなど複数の説があります。豪快かつ繊細な奥深い音色の津軽三味線は、津軽の風土と歴史が育んできた独特の伝統芸能と言えます。

全国へ、世界へ、魂の音色を津軽から発信

三味線の種類は棹の太さにより、細棹、中棹、太棹と3つに分かれます。皮が張ってある「胴」の部分が大きくなるほど音にも迫力が増し、伴って棹も太くなります。かつて門付けが多かった時代は、軽量の細棹や中棹が使われていましたが、現在、独奏でダイナミックな演奏が中心となった津軽三味線では、ほとんどの場合太棹が使われます。

弾き手の感性・技巧により音色が異なり、即興性に富むダイナミックな奏法はジャズやロックにも共通したものがあり、若者にも絶大な人気があります。弘前では、「The津軽三味線」と題した祭典が開催されており、2008年1月には全国から集まった400人もの奏者による大合奏などが繰り広げられました。その他、全国各地で開催される競技大会やコンテストには高校生も参加するなど、若々しいエネルギーが撥さばきに注がれています。

人々を惹きつける津軽三味線の奥深さを探ることは、津軽の歴史や風土を知り、青森の伝統芸能や音楽文化への関心を高めることにつながります。

プロからの演奏指導の写真
プロからの演奏指導も受けられます
「The津軽三味線」の写真
「The津軽三味線」 津軽三味線の大合奏が圧巻
津軽三味線の写真
津軽三味線
津軽三味線の曲弾きの写真
津軽三味線の曲弾き

主な体験内容

弘前市 津軽藩ねぷた村

津軽三味線演奏体験(75分)

演奏を聴いた後に撥の持ち方、三味線の構え方、音の出し方を体験します。

  • 受入期間/通年
  • 体験可能時間/9:00〜17:00
  • 体験人数/5〜40人
  • 料金/1,100円

※事前学習については、ご相談に応じますので事前にお問い合わせください。

五所川原市 津軽三味線会館

津軽三味線体験(80分)

演奏鑑賞の後、プロからの指導を受けての音出しを体験します。また、津軽三味線の歴史等を紹介する展示室を自由に見学します。

  • 受入期間/通年
  • 体験可能時間/15:10〜17:00(4月〜11月)
           9:30〜10:30 15:10〜17:00(12月〜3月)
           ※音出し体験(30分)
  • 体験人数/1グループ30人(要相談)
    ※音出しは14名以上の場合、30分の時間内に交代で体験。
  • 料金/1グループ 30分 5,000円
    ※入館料別

※事前予約(10日前)が必要です。

十和田市 津軽三味線観光会館

津軽三味線体験(70分)

津軽三味線の歴史と製作工程を学習します。また、一流の郷土芸能伝承者による津軽三味線の説明、三味線と撥の持ち方、演奏の仕方等の実技学習を行います。

  • 受入期間/通年
  • 体験可能時間/11:30〜12:00
     15:00〜15:30
     ※音出し体験(15〜30分)
  • 体験人数/1回当たり1〜5人(×2回可能)
  • 料金/1,500円 ※入館料別

 ※宿泊先への出張公演および体験も行っております。

黒石市 津軽伝承工芸館

津軽三味線鑑賞(40分)

地元黒石市の三味線奏者の音色を鑑賞します。

  • 受入期間/通年
  • 体験可能時間/9:00〜17:00
  • 体験人数/15〜80人
  • 料金/1,575円

青森県観光物産館アスパム

津軽三味線鑑賞(30分)

津軽三味線の生演奏を鑑賞します。

  • 受入期間/通年
  • 体験可能時間/11:30〜、14:00〜(4月〜10月)11:15〜、14:15〜(11月〜3月)
  • 体験人数/約100人
  • 料金/無料

※要望に応じたアレンジも可能です。詳細はお問い合わせ下さい。

 

津軽三味線会館

職員 柏谷 孝子

金木町は、津軽三味線の始祖「仁太坊」の出身地であり、津軽三味線発祥の地として知られています。会館では、伝統芸能として継承されてきた津軽三味線の起源と歴史を展示・紹介しています。館内ホールでは、津軽三味線の生演奏が毎日行われ、間近で心震わす音色を堪能する事が出来ます。またプロの奏者の指導の下、津軽三味線の体験も行っています。是非日本の伝統音楽の1つである、津軽三味線を実感して頂ければと思います。

現地でお待ちしています